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Column

[2020.05.21] 「誰がアパレルを殺すのか」著者:杉原淳一、染原睦美を読んで

人は石垣、人は城。

長期的な視点で人材やブランドを育てられないと会社を存続し続けるのは

難しいと感じました。

美容師の平均年齢は29歳、大半の男性美容師が40歳になるまでに離職するそうです。

華やかさに憧れてこの業界に入ってきたが歳を重ねるにつれて希望を失い他業界に移る人が後をたたないのは就業規則や給与体系がしっかりしておらずスキルアップの道筋も不明瞭で自分のライフプランを確立出来ないからではないだろうか。

私が独立をしたいと生前父に相談した時、父が「親方のさじ加減で給与を決めるなよ」と

言ったのをハッキリ憶えている。

零細企業のほとんどは親方のさじ加減で給与が決まっていたんだろう。

美容業界に入った時、給料はいくら頂けるのですかと面接で聞くのは技術職では

ご法度のような空気があったので聞いた事がなかった、案の定はじめてもらえたお給料は

6万円だった、もちろん将来は独立してお店を持とうと決めていたので何歳の時にはこれぐらいの給料をもらえて家族がいてなんて努めたサロンで考えもしてなかったけど。

 

アパレルの販売員もそれに近い問題を抱えているのではないだろうか

美容室も社員が夢を持てるような会社の理念や経営方針を明確にして哲学やコンセプトを

定め社員がスキルアップできるシステムをしっかり作らなければならないのだろう。

 

やはり美容室は「人=ブランド」なので社員教育こそがブランディングではないだろうか。

ブランドを育てる為には人が大切で「技術を知り尽くし、自分の言葉で情熱を伝えられるか」

が大切だ。

 

ファーストリテイリングの柳井さんのインタビューで「特に若いデザイナーの中には思い

付きで服を作っている人が多い。それではダメですよ。日本のブランドには、価値観がないんです。」と書かれたいた。

 

ではうちの価値ってなんだろうと考えるとまだまだ発展途上だ、でも志はハッキリとしている

「顧客に嘘をつかない」技術と薬剤は一心同体で高品質のデザインを提供する為には

薬剤の知識は欠かせない技術の練習量に負けないぐらいの勉強をしなければならない。

メーカーの提示する万能でそれなりの効果がでる薬剤レシピではなく顧客に応じたオリジナルの

レシピで最高のデザインを表現する。

 

そして弊社のオリジナル商品は作ってもらている会社の工場を必ず見学に行き、どんな人が

どのように作っているかを確認します。取引する会社は「真摯であるか」「情報公開はしっかりできる会社か」「正直であるか」が判断基準を定めています。

 

そして他社にはない接客とサービスで南青山の名門美容室を目指し、至福の時間を提供する。

そんな発展途上サロン。

この本で学んだことはたくさんありますがブランドの名前よりも質、職人技、信頼性が本当に大切なんだという事が分かりました。

 

杉原さん、染原さんありがとうございました。勉強になりました。このコラムを読んだら是非カインドにカット&カラーにいらっしゃって下さい。少しぐらいなら割引します。