南青山のトータルビューティーヘアサロン (外苑前駅4A出口より徒歩4分)

COLUMN

髪と湿度のおはなし

髪と湿度のお話

髪のダメージやくせに影響する湿度について、今回は注目していきたいと思います。

 

そもそも湿度とは何か、ご存じでしょうか?

 

湿度とは「空気中にどれくらい水分が含まれているかの割合のことです」
同じ気温でも湿度の違いで暑く感じることもあれば、涼しく感じることもありますよね。

日本で過ごしてると分かりやすく、湿度が高いほど温度を高く感じやすくなります。

そのため、晴天の時の日差しの暑さは当たり前ですが、曇りでも湿度が高いと温度は高く感じるんですね。

夏場の暑さ対策は湿度を低く保つことも必要で、50%以下に保つと快適になるとか。

 

髪の話に行く前にそれでは冬ではどうなのか?

答えは簡単!湿度を高く保つと暖かく感じて湿度が低いと寒く感じます。

乾燥対策にも温度管理にも冬場の加湿器は頼もしい味方となりそうです。

それでは本題に戻りまして、髪と湿度のお話。

そもそも髪は水分調整機能が備わっており、常に11~14%ほどの水分を維持するように機能しています。

これは健康的な髪にはキューティクルがあり、水分バランスを整えてくれています。

しかしながら髪が傷むとキューティクルが剥離して、水分調整機能がなくなってしまいます。 この時に水分が7%以下になると乾燥毛と呼ばれる状態になります。

夏場であれば日本の湿度は高く乾燥はしにくいはずです。
しかしながら、現在は健康の観点などであることが通年で流行しています。 何か分かりますか?

「整う」

この言葉から分かるようにサウナです!

日本で主流なサウナは乾燥式です。
室温が90℃前後で湿度が10%ぐらいに保たれているので、髪にとっては非常に傷みやすい環境にあると言えます。
温度が高く空気に水分が多く含まれやすくなるので、髪の水分が空気中に逃げやすくなります。

髪は熱によるタンパク変性をしますし、乾燥によって髪の水分も失われやすいのです。

そのためサウナでは髪の保湿が大切で、熱保護のトリートメントやサウナキャップを使用することで、髪を熱と乾燥守ることができますよ!
あとは、髪が濡れているとキューティクルが立ち上がりデリケートな状態になりますので、しっかりとタオルドライをしてからサウナを楽しみましょう。

そして、サウナだけではなく日々のドライヤーでも髪の水分が失われていきます。
ドライヤーも髪を直接熱して水分を飛ばすのではなく、ドライヤーで髪周辺温度を高めて空気中の飽和水蒸気量を上げることで、髪の水分が空気中に逃げることで乾いていきます。

髪の水分バランスを整えるには空気中の湿度も管理する必要がありそうですね!

ダメージについて書いてきましたが、湿度が高いとあることも懸念されます。

「クセ」

この問題の方が身近に感じるかも知れませんね。

漠然と梅雨はクセが出る。髪が広がる。というのは知られていますが、なぜかは意外と知らないかも?

それでは解説してみます!

梅雨=湿度が高い

湿度が高い=空気中の水分量が多い

 

この空気中の水分量が多いと髪は水分を吸収してしまい、髪の繋がりの一部である水素結合が切れてしまいます。
(この水素結合は髪が水分を含むことで切れて、乾燥することで再結合します。)
切れた状態で髪がよれてしまい、よれた状態で乾くと広がりに繋がります。

 

この水素結合を利用したのがカールアイロンやストレートアイロンなので、おしゃれにも厄介なクセにも影響しているようです。

クセが気になる方はしっかりと伸ばしながらドライヤーをしてみて下さいね!

 

最後のお話はどんなケアができるのか。

髪のダメージも改善したい。 熱や乾燥から髪を守りたい。 この2点を1つのアイテムで解決できるのがリケラミスト&リケラエマルジョン

さらさら仕上げがお好きならミストタイプ。 しっとり仕上げが好きならエマルジョン。

乾燥対策とダメージ対策が一度にできるリケラシリーズは私達の強い味方になりそうですね。

スタイリスト 大庭勝己